ユリイカのタネは、不登校の悩みを抱える家族を支援するカウンセリング機関
「一般社団法人不登校支援センター」が運営する教育情報メディアです。
お子さんが自分らしい人生歩めるように、家族が穏やかな毎日を過ごせるように、
あなたのお役にきっと立てる情報を日々発信しています。
よろしければ、ぜひご覧になってくださいね。
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ユリイカ(Eureka)
何かを発見、発明したときに使われるギリシャ語の感嘆詞。
「わかった!」と嬉しさを表現する言葉。
「ユリイカ!(Eureka!)」とは、古代ギリシャの数学者アルキメデスが、
宝飾品が純金かどうかを確かめる方法を思いついたときに叫んだとされる言葉です。
不登校の悩みを抱える子どもたち、そのご家族が自分らしい将来を描いて、毎日を過ごせるように。
「そんな気づきとなるタネを届けたい。」
こんな思いで、ユリイカのタネを立ち上げました。
私(桒原)はカウンセラーとして、これまで10年以上、
不登校の悩みを抱える親子の人生に関わらせていただきました。
小学校低学年の子から、大学生、社会人の方々まで、その年齢も様々です。
そして、その経験を通して、不登校というテーマには、2つの苦しみがあると感じています。
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1つ目の苦しみは、友人関係、学業、家族関係、他にも様々なモノ、コトが関係しています。
なぜ、子どもたちは、不登校を選択するのでしょう?
それは様々な悩み、ストレスから、自分の心がつぶれてしまわないようにするため、自分の心を守るためです。
私たちも身の危険を感じれば本能的に避難をしようとしますよね。
不登校という行動も自分の心がつぶれてしまいそうな危険から
自分を守るためにとる、一つの避難の方法です。
もちろん、心を守るための方法はたくさんあった方が心強いでしょう。
学校を休まずに、自分の心を守る方法も多くあります。
それでも、つぶれそうな自分の心を守るためなら、最悪の結末を避けるためなら、
不登校という選択肢の一つとして必要であり、これからも残り続けるでしょう。
2つ目は「不登校」への先入観、進学への不安、すなわち将来への不安です。
こうしたものは、「不登校」という行為が元々持っている苦しみではなく、
私たちが暮らす社会が作り出してしまっているものです。
将来良い暮らしをするためには、良い学校に行かなくてはならない。
良い学校に行くためには、良い成績を修めなくてはならない。
良い成績を修めるためには、毎日学校に通い…。
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私たちが暮らす今の社会は日々目まぐるしく変わっています。
「良い学校に行けば、良い暮らしが保障される」
そうした時代では必ずしもなくなりました。
不安定でもある一方、それは新たな生き方、多様な生き方ができる時代です。
しかし、そうした生き方をどうやったらできるのか、それを誰が教えてくれるのか、
そうした情報に触れる機会はまだまだ遠いように感じています。
そして、自分のこれからの人生に先が見えないことが休んでからも
さらなる不安を子どもたち、そして家族に与えています。
不登校という選択するまでにもつらい思いを感じているはずなのに、
不登校という選択をしたあともつらい思いをしてしまっています。
これまで、たくさんのご家族の人生の大切な瞬間に関わらせていただきました。
当時小学生だった子も成人し、社会に出て、立派に活躍している子たちを知っています。
不登校という選択は、自分の心を守るためには、これからも必要な選択肢の一つとなるでしょう。
けれど、不登校という選択をしたあとの苦しみは無くしていきたい。
そのために、子どもの心理、親子関係、かかわり方などのテーマだけでなく、
世界にはどんな生き方があるのか、素敵な仕事、ユニークな仕事に関する情報も発信していきたいと思います。
「未来は可能性でいっぱいなんだ!」
と感じられるように。
すべての親子が安心して、明るい未来を感じられるように。
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ユリイカのタネ/編集者
(一社)不登校支援センター理事
桒原航大(くわばらこうだい)